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豚汁模型!

鉄道模型のごった煮をゆるくほそぼそ楽しむブログ

2024'12.02.Mon
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2019'10.28.Mon
どうやって作るか先送りしていた川ですが、このあたりで作っておかなければ行程上まずいので、いろいろなところを参考にしながらとりあえず作ってみました。

 まずは敷地に塗料や顔料を乗せやすくするために下地処理をします。リキテックスのジェッソで下塗り。真っ白です。

 お次はアクリル絵の具で塗装します。ターナーのアクリルガッシュで塗りたいところですが、ド田舎のわが町にそんなものは売っているはずもなく、ぺんてるのものを調色しながら使っています。

 ジオラマの鉄則として想定される視線の手前から奥に向かって高低差をつけるのがダイナミックに見える秘訣だと様々なところで紹介されており、製作中のレイアウトでもそのようになっています。ただ、製作スペースが小さい関係で現実世界以上にその高低差がダイナミックにならざるを得なくなっていて、川の上流部から下流部の高さも相当なものになってしまっています。橋梁部分で橋から水面までの充分な高さを確保しなければならないという事情もあります。
 中流域という設定ですから、滝のように一気に水が落ちるのもおかしい話です。そこで、砂防ダム……のようなものを作りました。のようなもの、と但し書きをしたのは、この構造ではおそらく砂防ダムとして機能しないと考えられるためです。まあ、こういうのは伝わればいいのです。伝われば(強引
 ちなみに砂防ダムの水が流れ落ちている部分は、水が流れ落ちるために水深が深くなっているという設定で、周りよりも少し濃い目の青で塗っています。

 次は河原の石を置きます。模型用の石を三種類ほどを使い分けていて、モーリンのリアルサンド2種と、HO用のバラストを使いました。ほかにも100円ショップで買った観賞魚用の石も使いました(↑の写真ではまだ使っていません)。中流域という設定なので、いずれも少し大きめの石をセレクトしています。

 お次はいよいよ流れを表現します。使ったのはいずれもリキテックスの絵画用の下地剤です。
 まず最初に白波を表現します。波の起きそうなところ(石の影や水深の浅いところなど)にブレンデッドファイバーとモデリングペーストを4:1くらいで混ぜたものを、叩きつけるように置いていきます。
 白波が乾いたら水面を作ります。水面はモデリングペーストをそのまま塗り付けていますが、何層にも重ねることで若干の厚みを持たせています。

 水面が乾いたら、砂防ダムから流れ落ちる水を表現します。スーパーヘビージェルメディウムで、上から下に塗っていきます。流れ落ちる水しぶきの表現が今一つなので、先ほど紹介した白波を追加していく予定です。

 普通、ジオラマに川を作る場合は川がジオラマの外から流れてきて、ジオラマを通り、ジオラマの外に流れ出すという構造になるわけですが、それが不可能な場合、どうにかして川の起終点を隠してやる必要があるわけです。
 その代表的な妥結点が、湖や沼などの水のたまり場所を作ってやったり、暗渠を作って物理的に隠してしまったりするわけです。今回はそういったものはレイアウトの構造上採用できず、苦しい処理ですが、レイアウトにおける川の起点を森の暗がりで隠してしまうことにしました。砂防ダムも川の起点を隠すための仕掛けの一つです。自然の構造物としては不自然ですが、これ以上やりようもないかなということで、とりあえずいい案が浮かぶまではそのままです。

 上で少し出てきましたが、ようやっと緑にも着手を始めています。今回は川の製作がタイトルなので、緑化作業についてはまた次回です。それでは。


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