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豚汁模型!

鉄道模型のごった煮をゆるくほそぼそ楽しむブログ

2024'04.26.Fri
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2019'09.10.Tue
第三回の続きです。今回は鉄分薄めですw
 富山で目的を達した後は、高岡でまだやり残したことがあるので、高岡に戻ります。
 ちょうど高岡に到着した時点でお昼だったので、リサーチしておいた店に入ります。高岡に来たとなれば、お隣は氷見ですから、海鮮でしょう(またかよ

 待ちきれなくてもう食ってますが、これがうまかったことうまかったこと。食いすぎましたw
 そしてさすがは富山、こっちでは全く見かけない魚も数多くありました。食道楽なりに魚は種類を食べてきたほうですが、それでも初見です。

 マゴチ。不格好な魚ですが、絶品らしいと聞いてはいたのでさっそく注文。
 白身特有の旨味のある魚ですが、トロっとした食感と脂身、それに濃厚な旨味のバランスが高い次元であわさった、稀有な魚ですな。また食いたいと思いますが、いつになるやら。

 カマス。魚食性の強い凶暴なハンターです。人間の手にかかればこの通りですがね。
 硬そうに見えますがとても水気の多い身で、炙った皮と柔らかな身、それにさわやかな風味がすばらしい。

 キジハタ。ハタハタの仲間で、能登地方を代表する魚です。
 食感や旨味はサクラダイに似ている気がしますが、その旨味をもっと複雑にしたような、味わい深い魚です。硬めの食感もいいですね。

 ガンド。出世魚であるブリの前のことをガンドと呼ぶらしい。初めて知った。
 氷見のブリといえば、というくらい著名ですから、もう語ることもないですな。というかこれを食べに来たようなもんですし。しかもこの日は250円だってんだからたまげます。

 寿司を堪能して満足した後は、腹ごなしを兼ねて万葉線に乗り通しに行きます。

 とりあえず完乗を目指すべく高岡から越ノ潟へ。折りしも旧塗装車で、つりかけサウンドを堪能しながらのんびり向かいます。
 かつてはこの先にも富山地方鉄道射水線の線路が伸びていて、このまま乗っていると富山市内線まで乗り入れることができましたが、富山湾の改修工事で廃線に。今は渡船で対岸に連絡しています。

 少し戻って新吉久へ向かいます。ここにはかつて上で述べた射水線を走った電車が保存されています。路面電車と地方私鉄の小型車の折衷のようなデザインが昔から好きで、長年見たかった電車でしたが、今回ようやっと叶いました。

 米島口の車庫も見学します。路面電車特有の狭い構内と急なカーブが特徴的な車庫で、廃車体も存在するなど、とても魅力的な車庫です。右端にいるのは除雪車で、いかにも雪国と言ったところです。
 と、この日はここでタイムアップ。少し早いような気もしますが、この日は高山本線の沿線に温泉宿を取ったので、高山本線の本数の少なさから、早めの上がりです。

 高山本線(写真は別日の撮影。この日は疲れて撮り逃したw)で笹津へ。笹津からは事前に宿に話を通しておいたので、送迎の車に来てもらいます。
 宿泊したのは神通峡岩稲温泉 楽今日館。山の中にある、おそらく一軒宿で、日帰り温泉に宿泊施設が付帯しているようなところです。
 温泉は透明ですがぬるっとした感じで、ちょうど名湯宇奈月温泉と同じような感覚ですが、こちらのほうがよりぬめりがある気がします。お肌にいいともてはやされるような湯ですね。

 山菜の天ぷらとへぎそば(個人的にとても好きなんです)に舌鼓を打ちつつ痛飲。ひと汗→ひとっ風呂→のビールのうまいことうまいこと。

 富山の地酒、玄を見つけたので熱燗で。5年ほど前に一度飲みましたが、あの時に飲んだ豊潤さは健在ですね。味の強い日本酒が好きな人にはぜひとも飲んでほしい酒です。

 飲みまくってしまったので3日目はこれで終了。翌日はいよいよ最終日です。
 それではまた。

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2019'09.09.Mon
第二回の続きです。
 二泊目は高岡に投宿しましたが、翌朝は始発電車で富山に向かいました。結果的には富山に宿をとっておいたほうがよかったのですが、これはどれだけ日程が消化できるかわからなかったので仕方ないです。

 朝の高岡駅にはこんな電車もいましたが、今回の旅では乗れず。521系もどきで富山へひとっ飛びです。


 3セクの富山駅から少し歩いて富山地方鉄道の電鉄富山駅へ。そんじょそこらの大手私鉄にも負けない頭端式ホームが、ついに憧れの富山地鉄まで来たことを感じさせられます。
 3番線にはレッドアローが停車中。レッドアローのうち1本は3連を組んでいて、不二越・上滝線の朝のラッシュ運用で優先運用されているよう。これに乗り込み、途中稲荷町の車庫をながめつつ、電鉄富山から4駅目の大泉駅を目指します。

 さて、高岡駅を朝早くに出発したり理由は、3両編成を確実に抑えるため。日中は完全に2両編成と共通運用、それも車庫で昼寝することも多いようで、どこで出会えるか、はたまたそもそも出会えるのかは運しだい。それに対して、不二越・上滝線の早朝ラッシュ時は必ず3両編成が運用されるので、ここで確実に抑えておきたい電車がありました。
 まずやってきたのは京阪色に復刻された10030形の3両編成。朝の不二越・上滝線の3連運用は2運用(朝の不二越・上滝線は3運用で、残り1運用は2連)と聞いていました。この京阪色も撮りたい電車ではあったものの、本命は別です。レッドアローと京阪でちょうど2運用。イヤな予感がしますが、稲荷町の車庫の定位置にヤツはいなかったしなあ・・・。

 続いてやってきたのは14720形。これも狙っていた電車で、ここで狙っていたわけではないのですが、すんなりやってきて拍子抜けです。
 この14720形で、レッドアロー・京阪とあわせて3運用。ラッシュ時の不二越・上滝線は全部で3運用です。ダメだったかと肩を落として撤収しようとしましたが、レッドアローだけでも撮って帰るかとその場にとどまりました。そして、反対方向から思わぬ電車がやってきます。


 いや、狙っていたのアナタなんですけど。。。
 これにはたまげました。基本的に車両の入れ替えは電鉄富山でしか行わないので、どこかで車両の入れ替えでも発生したのでしょうか。その後。。。

 こちら側の顔を狙っていました。興奮しながらシャッターを切ります(実は最初のチャンスでミスったので、これは2往復めですw
 10020形、貴重な日車ロマンスカーの生き残りですが、同じ顔の14720形ともども、すでに引退が発表されています。これら2編成をカメラに収めることも、この旅の重要なミッションでした。目標を達成できて一安心です。
 ちなみに、私が陣取った大泉~南富山間、ご覧の通り決して最高の撮影地というわけではなく、午前中の不二越・上滝線で巡光になるポイントが極端に少ないことが事前にわかっていたので、グーグルストリートビューとにらめっこしながら、何とか探したのがこのポイントというわけで。

 レッドアローまで粘ってこのポイントを後にしました。3運用で間違いないはずなんだけどなあ・・・まあいいか。

 朝のラッシュが終わり3連の編成は昼寝してしまうので、富山市内線の車庫を見るべく南富山へ。

 そこそこ広い路線網を持つ富山市内線ですが、かなりコンパクトな車庫でした。端っこで休んでいる復元塗装の電車も走行シーンが見たかったのですが、どうやらお預けのようです。まあさっき運を使い果たしてしまいましたからね。

 せっかくなので市内線で富山駅へ戻ります。路面電車が見えていますが、これが富山駅の構内にまで入っていきます。電車を降りたら歩いてすぐで改札口という寸法です。これはかなり便利でした。そのうえ、駅の向こう側で発着する富山ライトレールにも接続できるように工事をしていました。写真の右に見えるバスターミナルと合わせ、すべての公共交通がひとつの駅前で完結する(これからなる)富山駅、素晴らしい駅であると思いました。

 と、先ほど休んでいた復刻塗装色がお目覚めでした。うれしい誤算でした。
 このあとは、万葉線に乗るべく高岡へ戻りました。早朝に高岡にいたのに戻るのはもったいない気もしますが、まだ見ていないところがあるので、気にせず戻ります。
 高岡での顛末はまだ次回に。それでは。

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2019'08.31.Sat
第一回の続きです。
 尾小屋の山を下り、小松駅前でレンタカーを返したあとは、一路福井へ向かいます。

 尾小屋でずいぶん時間を使ってしまったので、もう夕暮れは近いです。まずはえちぜん鉄道三国芦原線のこの電車で三国港へ。

 三国港駅、無人駅でしたが、個人的にはかなり好きな部類の駅です。プラットホームと平行に出入り口があるのも、スペースの取れないレイアウト向きの造形をしていますね。
 日没まであまり時間もないので、夕飯にすることにします。三国港まで来たとなれば、夕飯はもちろん海鮮です。


 どうですかこのブリの照りっぷりは。そして何より甘エビの甘さと言ったらなかったです。流石はすぐそこが日本海な港と言ったところです。噛みしめながら食べました。
 個人的な旅のポリシーとして、ほかのところの金を抑えてでも、食べ物はその土地の名物を食べると決めているので、やはり北陸に来たら海のものにお金を使うことになりますね。
 この日はここで日没タイムアップ。福井に帰って駅前でバルブ撮影でもしようかと思っていたのですが、あいにくこの日はお祭りで駅前まで電車が入ってこない日。駅前のビジホでふて寝と相成りました。

 翌日は、前日に海鮮を食っていて乗り逃した路線を攻めます。まずはえちぜん鉄道のもう一つの路線である勝山永平寺線に乗車します。
 ちなみにいつもだったら車両を撮りまくるところですが、愛環のおさがりと元119系はあまり趣味対象として興味がわかないので、スナップ程度にとどめました。時間もないですしね。ではなぜ勝山永平寺線に行ったかというと、以前からずっと行ってみたい駅がありました。


 終点の勝山駅の一つ手前、比島駅です。道路との距離がとても近い駅で、まさしく地方私鉄という感じの駅で、写真で見てからとても気になっていた駅です。
 こういうジオラマ欲しいなあと何度思ったか。昨今では無粋な柵やフェンスが設置されてしまうことが多い中、人と電車の距離がとても近い、雰囲気のある駅です。


 比島駅を堪能した後は、比島は利用客が少なく普通電車でも通過してしまう電車も多いので、勝山駅までテクテク歩きます。時折やってくる電車をスナップしながら、ちょっとしたハイキングです。

 勝山駅に到着すると、保存してあるテキ6がお出迎え。厳密にいえば機関車のようですが、こういう電動貨車が一家に一台欲しいですね(?)
 勝山駅から福井駅まで一気に戻り、お次は福井鉄道です。

 今回の旅で思わぬ発見だったのが、この元名鉄の電車、なかなかカッコイイんですね。福井での塗装もかなり似合っています。スカーレット一色よりもイケメンなのではないかと思います。
 福井駅前、ずいぶんと利便性の高い構造になっていました。路面電車を中心に、かなり頭とお金を使って整備されていて、とても好印象でした。あとで書きますが、富山駅もかなり便利な構造で、金沢は見た目ばっかりで置いて行かれているなあというのが正直な感想です。
 この元名鉄車に乗って、車庫のある北府を目指します。

 北府に着きました。使わない車両が並べて置いてありますね。一番後ろの600形はもちろん、土日なのでドルトムント市電も動きませんが、ここに来た目的は別にあります。はてどこにいるやら。。。

 ああ、いました。これに会いたくて来たのに、車庫の中でしたかなり残念。現役で稼働する最後の地方私鉄電動貨車といってもいいと思われるデキ11、引退の噂もあるだけに、全身を見たかったのですが、日ごろの行いが悪いようです。夏でも外に出ていると聞いてはいたのですがねえ。。。
 ちなみに、200形にも期待して行ったのですが、車庫の奥にチラッといるのを(おそらく)確認。デキ11のすぐ後ろにいるはずです。庫内にいたということは、整備をしているんですかね? 保存の動きがあるとかないとか話も聞こえてきますが、とはいえこちらも見ることはできず、再訪を誓いました。

 お次は武生まで行って、JRで金沢に戻ります。余談ですが、福井鉄道とJRの武生駅ってずいぶん離れてるんですね。暑い中結構歩きました。
 金沢まで戻ったら、初日に行きそびれた北陸鉄道浅野川線へ。ここにも大変魅力的な車庫があります。
 
 終点の鶴来駅です。本社機能があった時期もあるようで、立派な駅です。現在では終点ですが、最近までもう少し先の加賀一の宮まで線路は伸びていました。

 この先は線路が残っていましたがすでに廃線で、少し歩いたところからどうやら遊歩道兼サイクリングロードになっているようです。加賀一の宮駅の駅舎も残っているようですが、今回は時間の関係でパス。

 車庫の調査でやってきたわけですから、北陸に滞在できる時間は限られていますので、再訪の際に立ち寄れることを願って、鶴来駅をあとにしました。車庫取材の成果については同人誌にて。

 このあとやってきた電車でそのまま野町まで乗り通し、バスを使って金沢駅へ戻りました。
 この日は高岡に宿をとってあったので、3セクで金沢から高岡へ。高岡に宿をとったのは、2日目の余った時間で万葉線を見に行けるかもしれないという算段があったからなのですが、ほかで時間を使ってしまい、この日はタイムアップ。素泊まり3500円の安旅館に投宿しました。

 このレベルで4000円を切るのは立派です。部屋のドアが襖なので、アレな目的では使えない気がしますが(^^; 小さいですが浴場付きなのでオススメです。場所は高岡大仏のほど近くにあるので、興味がおありの方は探してみては。

 相変わらずの地方都市の場末の飲み屋で痛飲となり、2日目終了です。お疲れさまでした。氷見産だというアジ、めっちゃうまかったです。
 翌日は3日目と相成りますが、ある理由でかなりの早起きが予定されていました。しこたま飲んでいますが、はたして起きれるのかどうか・・・?

 つづく

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2019'08.17.Sat
来年はクソ国民的行事のせいで開催されないというJAM、日程的に無理があったのですが、行ってきました。
 すでにツイッターのほうに気になったものはあげていますので、そちらの文章・写真を流用することでお茶を濁したいと思います(ただのサボり
 内容としては、気になるのはやはりレイアウト関連の展示で、その中でも見たことのないもので気になったものを取り上げてみました。












 こんなところでしょうか。ビッグサイトでやるだけあって出展料はかなりかかるのですが、それでもいつか自分で作ったものを出してみたいなあと思います。コミケでわかりましたけど、お店屋さんごっこは楽しいですよ。まあJAMである必要はないんですけれどもね。

 会場の発表で気になったのはこのあたりでしょうか。

 トミックスの大きい客車、どれもストライクなので困ります。オハネフ12を1両くらいなら・・・今度再生産するし・・・なんて買い始めると深い沼へ真っ逆さまなのは分かりきっているので、必死で右手が「購入する」ボタンを押さないように押しとどめている次第。

 KATOのブースより、これ面白そうですよね。まあワイドトラムなんかの応用なんでしょうが、KATOに限らずトミックスレールの路面製品もこうやって使う人いましたからね。

1/24だそうで、とにかくでかいです。おいてあれば楽しいと思いますけど、買う人いるのかな。。。

 新製品発表ではないですが、IMONのブースで165系と80系のフル編成が休んでおりました。いいなあとは思いますが、思うだけですw

 その他、個人的な散財などを。
 関西私鉄の中では神戸電鉄がとでも好きで、鉄コレも集めているのですが、ちょっと前に出たマイクロエースのこれは、4両で2万円を超えるお値段に恐れおののいて手を出せずにいました。
 しかしマッハ模型のブースで、新品売れ残り品が諭吉さん1枚+税で出ていたのを衝動買い。いい買い物をしたと思います(財布は軽くなった

 戦前のディーゼル車研究では右に出る者はいないであろう湯口さんの、風前の灯火であった1960年代のローカル私鉄を旅した旅日記がプレスアイゼンバーンから出ていたのを知ったのは少し前のこと。その時にはもうどの巻も売り切ってしまった後で、中古で出ているものをちまちま買い集めていまして、すべてを集めきることができました。
 魑魅魍魎のアヤシイ車両たちを眺めるのはとても楽しいものです。

 北陸旅行のレポートは現在鋭意執筆中です。もうしばらくお待ちください。



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2019'08.15.Thu
ここのところすっかり地方私鉄にぞっこんで方々回っているのですが、そんな中でアクセスの悪さから、北陸地方はどうしても大きなところが残ってしまっていました。この夏に何とかまとまって休みが取れたので、今までにいったことがないところを駆け足で回ってきました。
 北陸に行くといっても、基本的に貧乏旅行なので、新幹線は使いません。高崎から金沢行きの夜行バスが出ていますので、まずはそれを使って金沢へ。能登とか越前とかあればそれで行くんだけどなあ(戯言
 金沢でバスを降りて早朝、まず向かったのは、北陸鉄道です。

 時間の関係でこの日訪れたのは浅野川線のみ。改札を入るともうこれです。渋谷駅かって話ですよね。京王3000系は京王時代にずいぶん乗ったし撮ったので、思い入れのある車両です。

 まずは終点まで乗り通して内灘駅へ。最近のライフワークになっている、車庫巡りです。浅野川線の運転関係の施設はたったこれだけ。見えている範囲で終わりです。浅野川線の所属車両は2連5本のみですから、これだけでも何とかなりますね。

 ここには3000系の初期車がいて、どうやら近いうちに置き換えられるようで。左が初期車、右が後期車ですね。初期車の最大の特徴は片開き扉であることですが、裾の絞りにも特徴があるのがよくわかりますね。


 そのまま取って返して金沢駅に戻った後、北陸本線で粟津を目指します。国鉄型電車もまだまだやってきましたが、今回の旅では乗れませんでした。写真は七尾線の415系。415系とは言うものの、113系初期車に交流機器を乗せたものですから、ずいぶん年季が入っています。
 粟津から炎天下15分ほど歩いて、目指すのはどこにでもありそうな、なんでもない児童公園です。ここには私にとって特別なお宝が眠っています。
 
 もしもタイムスリップできるなら見てみたい光景の最有力候補である尾小屋鉄道の車両が保存されています。しかも動く状態で、です。廃止から40が経とうとする車両の維持には並々ならぬ熱意があるはずで、保存会の皆様の奮闘には頭が下がる思いで、カンパも多めに寄付してきました。

 まずはキハ1。1937年製造の戦前生まれですが、まだまだ現役です。残念ながらこの日はお休み。

 こちらはキハ3。「1803」と書いてありますが、これは前身の遠州鉄道時代の番号で、書類上でもキハ3正しいのですが、尾小屋鉄道ではそのままに使っていました。戦後すぐの生まれで、こちらも現役。
 普段は尾小屋の山の上にいるのですが、この夏は小松バス創立100周年にあわせて山を下り、粟津の地で昔馴染みと再会しています。

 古めかしいロッド駆動のDC121も現役車。尾小屋鉄道に2両いたディーゼル機関車のうちの1両で、最晩年までラッシュ時に客車を牽いて活躍していました。

 手前がホハフ3、奥がホハフ8。どちらも廃線時まで多客時に機関車や気動車にけん引されて活躍していた客車です。こちらも現役なのですが、あまり動くことはないとか。
 今回デジカメの動画機能を使って、へたっぴながら動画も撮りましたので、よければご覧ください。

 あこがれだった尾小屋鉄道をさらに堪能するために、粟津をあとにした次は小松でレンタカーを借りて、一路、尾小屋へ。尾小屋というのは銅を多く採掘していた鉱山でして、そこから出てくる鉱石や鉱夫を輸送するための輸送機関として作られたのが尾小屋鉄道です。
 したがって、終点の尾小屋は山の中腹にあり、そこまでのバスは一日に3往復という秘境ですが、せっかくここまで来たのだからと、レンタカーを借りて山に行ってみることにしました。

 ちなみにレンタカーはスズキのアルト。一番安いやつですw 普段オンボロ型落ちの軽に乗っているのが悪いのですが、今の軽は冷房効かせてもちゃんと走るから偉いですね。

 まずは尾小屋の鉱山資料館に。ここには尾小屋鉱山全般の資料が収蔵されています。いろいろ見て回った中で、個人的には↓の黄鉄鉱が一番感動したりw

 黄鉄鉱、「愚者の黄金」なんて呼ばれたりしますが、ほんと綺麗な鉱物ですよね。綺麗なだけでわりと取れ、エネルギー的な価値もないので割合安価で手に入れることができるので、欲しいなあとか思ってたりします。

 大正時代の温泉番付ならぬ鉱山番付もありました。横綱大関クラスには、鉄オタには見知った名前がズラズラと。やはり夕張はすごかったんだなというのがわかります。

 独特の書体で有名だった尾小屋駅の駅名標をはじめ、尾小屋鉄道関連の資料も充実していますが、なかでも最近寄贈された↓の二台のジオラマ、どこかで見たことありますねw 私も二度ほど見たことがありますw いずれにせよ、ゆかりの地で展示されるのはすばらしいことです。


 次に向かうは、尾小屋鉄道関連の保存車です。

 No.5、戦時中に作られた実用本位な機関車ですが、軽便蒸気でなかなか残っているものは少なく、また実用本位なデザインがかえって武骨でかっこよく、私の中では好きな機関車の一両です。

 こんなオープンデッキの車両も、さすがに予備車だったようですが、最晩年まで残っていました。ハフ1、二軸車です。小さくてかわいい客車です。模型でほしいなあ。

 その次は尾小屋駅の跡地へ。今は往時を忍ばせるものは少ないものの、広大な広場があり、それとすぐにわかります。ここには以前、東大OBを中心にした保存会があり、そのための線路もわずかながら残っていました。そして、奥にぽつんと見えている倉庫、その中の「秘仏」がまだ存在しているのかどうかを確かめることも、わざわざ尾小屋の山の中までやってきた理由の一つです。
 二つの倉庫に近づき、隙間からコンデジを忍ばせてフラッシュをたいて一発勝負。どうでしょうか。


 いましたいました。そこにまだ存在してくれていました。上はキハ2。粟津で出会った2両のキハともう1両、尾小屋鉄道で活躍したディーゼルカーです。バケット付きの厳めしい姿がなんとも魅力的な1両です。
 下はホハフ7。現在は近鉄を経て三岐鉄道の一員となった、北勢鉄道をルーツに持つ古典車両です。粟津の客車2両は車体更新を受けているため原形の面影はありませんが、このホハフ7は木製だった当時の面影を残している車両として、一度じっくり眺めてみたい車両です。

 長々と書いてきましたが、今回はここまで。次回は尾小屋の山を下りてレンタカーを返したところからスタートです。それでは。

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茨城県古河市在住。「いばらぎ」ではなく「いばらき」です。
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