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豚汁模型!

鉄道模型のごった煮をゆるくほそぼそ楽しむブログ

2024'12.02.Mon
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2021'01.17.Sun
私の、長年行きたかったけど行っていなかった場所ランキングの最上位に加悦SL広場があり、これは昨年ようやっと訪問が叶いました。その次にランキングされていた場所も、昨年に訪問を果たしましたので記事にしてみます。

 成田ゆめ牧場、ここは観光牧場としてある程度の知名度があるところですが、鉄道オタク界隈ではナローゲージの天国として知られた場所です。日本では珍しい、鉄道愛好家によって運営される蒸気機関車の走る保存鉄道ですね。
 この日は年に数度ある蒸気機関車の運転日。家族連れとともに、同業者の数も数多く見られました。
 まずは成田の千両役者たちから紹介します。

 7号機は新製機だというから驚き。このスタイルはポーター製の小型機をモデファイしたもので、模型の世界ではロングセラーの商品があることで有名ですね。

 C型タンクの8号機もこれまた新製機。愛好家団体で蒸気機関車の製造能力があるというのは、国内では他にありません。
 どうやらこの8号機、このあと解体されて別の機関車になるようです。

 トレッスル橋を渡る6号機、これはメーカー物ですが、昭和15年製造という古典機です。メーカーは楠木製作所。台湾の基隆炭鉱で長く使われた車両を里帰りさせたもので、国内にはこのゆめ牧場にレストア中のもう1機があるのみです。
 楠木製作所は戦前に小型ボイラを扱っていた会社で(現在もボイラ関係の会社として盛業中)、こうした小型機関車を各地の作業軌道に納入しましたが、現在ではその存在を知る人は相当なマニアのみとなっています。

 こちらも貴重な加藤製作所製の4t機、5号です。この手の産業用機関車は残存数が少なく、どうやらこの個体は戦前製のものであるようで、それが動いているというのは何とも幸運な機関車です。使い勝手がいいのか、この日も入れ替えに構内を右往左往していました。

 3両ある酒井工作所製のディーゼル機(101~103号のいずれかです)、立山砂防軌道で使われていたもので、普段はこの機関車が園内を走行しますが、この日の主役は蒸気機関車で、今日はお休みです。

 建屋内には様々な車両がレストア待ちで眠っているのですが、その中からこれ、元井笠鉄道の客車が2両あります。大正時代の製造であるはずで、ぜひ乗ってみたい車両ではあるのですが、まだ普段は運転していないようです。

 生きている蒸気機関車は楽しいです。軌間は610mmと狭いですが、遊園地の遊具と一緒には全くできません。

 牧場内に敷かれているだけあって、こうやって眺めているとどこか英国を思わせるような、長閑な光景が素敵です。

 やがて重連になりました。ポーターを思わせるタンク機関車が2両、お似合いです。
 そのあと場所を移動します。この鉄道は愛好家の管理するものだけあって、マナーさえ守ればどこでも撮影自由。ずっと居ても様々なアングルがあり飽きません。
 重連を期待して待っていると、列車が向こうから近づいてきます。

 3台つながっています。どうやらこの1回きりの特別列車だったようで、いつもより多めにシャッターを切りました。
 コスモス畑の向こうからやってくる蒸気機関車、わくわくしますね。

 3機の汽笛が折り重なるようにして通過していきます。来てよかったと思った瞬間です。
 晴天にも恵まれて、いい写真が撮れました。あらためて運営されている方々に感謝を表します。


 動画でも撮りました。こちらもあわせてご覧ください。



 おわり。

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