2018'10.02.Tue
レイアウトのほうは絶賛停滞中(進んではいるんです、進んでは。ただお伝えできるほど進んでいなくてですね←世間的には進んでいないとも言う)なので、英気を養うべく台風の中出撃です。思えば4年か5年連続でこのイベントには行っているのかな? 地方私鉄が好きな私にとっては、一年に一度のはずせないイベントです。
いろいろな鉄道模型のイベントがありますが、ことシーナリーの緻密さにおいては日本の鉄道模型界のトップを走り続けているイベントであると思います。
そんなイベントに私がとやかく言うのも野暮というものですから、撮って出しのヘボ写真、それも好みのところだけの偏ったセレクトに、僅かなキャプションをつけるだけでお茶を濁して、一定期間更新しないと表示される広告を表示させない保守がわりの投稿といたします。
まずは今回一番の目的であった下北南部電鉄(架空鉄道の設定(レギュレーション)を用いて、入選車両や情景に縛りを加えてモジュールと車両を楽しむグループ)です。5年前だったかに、まだ目黒のさつき会館で開催していたころでしたが、存在は知っていたものの始めて実見して衝撃を受けた作品群です。そのときは縮小版で、全貌を見ることはできなかったのですが、今回はほぼ主要なモジュールが勢ぞろいということで、ため息をつくばかりでした。私の感想なぞしゃべってもしょうがないので、とりあえず画像をご覧くださいまし。
軽便電車がやりたくなるには十分な作品群です。ほかには、特に語ることはありません(笑)
企業ブースより、モデルワーゲンの新作ジオラマ。ネット上で製作記が公開されており、更新を楽しみにしていました。わかる人にはすぐにわかる、尾小屋鉄道尾小屋駅。バスも発着する砂利の表現が巧みですね。
こちらは個人出展の方の石灰軌道。道路だか線路なんだかわからないところを、小さなDLやSLが走り回っています。併用軌道は高知で乗りましたが、砂利というのがまたほんとイイですなあ。
静岡の大軽便、静岡鉄道駿遠線にこだわるクラブの作品です。実際の情景をモデルにするだけあって、まあ手間かかってます、という言葉が薄っぺらく感じられるくらいに手間かかってますよコレ。アップに耐えられるジオラマってなかなかないですから。刈り取られた稲わらと用水路の間を走り抜ける気動車と客車の編成、絵になります。
それぞれ別の方の作品ですが、軽便には色々な楽しみ方があるんだよという2作品。上のレイアウトは、なんとカバンに入って持ち運べてしまう、その名も「カバン線」。スペースがなくても軽便はできるのです。下はこんなガレージがほしいなという小さなレイアウト。超急曲線ですが、ホイールベースが短い軽便車両は難なく走ります。
毎度おなじみ木曽モジュールクラブより、去年も穴が開くほど見続けた大好きなセクション。鉄橋というのは川を渡るものという固定概念がありますが、道路もまたいでいるところが立体感があってとても好きなのです。築堤と、そこに無造作に生える木々の表現もメリハリがきいていてとてもいいですね。
英国発の1/76ナローを手がけるクラブのセクションですが、見せたいところ以外のところを潔く捨て去っているところがとてもいいですね。丸パクリしたい線路配置です。
最後に、圧巻だったOナローのクラブの4点のセクションのうち、ここでは2点を。古いTMSで87分署というグループ(珊瑚模型で自ら設計した機関車を発売し、のちに乗工社の母体となる)が、「黒子の思想」という情景を大胆にカットして連続性をあえて途切れさせる技法を発案しましたが、その思想の延長線上にある技法といえるでしょう。トンネルとトンネルの間に情景を詰め込み、見る方向すらも限定させるというのは、欧米では知られた技法ですが、わが国ではまだほとんど実践されていない技法のはずです。
新しい試みを採用したこともさることながら、4つのセクションの作者はその道を多少なりともかじったことのある人では知らない人はいないレイアウトビルダーであり、すごすぎて参考になるんだがならないんだか。まあしかし、実を言うと今製作中のレイアウトでやりたいことはまさにこういうことであり、勝手にですが背中を押された感じもします。見せ付けられたとも言いますが(^^;
来年も開催されるようですので、興味のある方は是非に。とても楽しいイベントですよ。あ、同行してくださった上様Rさんありがとでしたー!
あ
いろいろな鉄道模型のイベントがありますが、ことシーナリーの緻密さにおいては日本の鉄道模型界のトップを走り続けているイベントであると思います。
そんなイベントに私がとやかく言うのも野暮というものですから、撮って出しのヘボ写真、それも好みのところだけの偏ったセレクトに、僅かなキャプションをつけるだけでお茶を濁して、一定期間更新しないと表示される広告を表示させない保守がわりの投稿といたします。
まずは今回一番の目的であった下北南部電鉄(架空鉄道の設定(レギュレーション)を用いて、入選車両や情景に縛りを加えてモジュールと車両を楽しむグループ)です。5年前だったかに、まだ目黒のさつき会館で開催していたころでしたが、存在は知っていたものの始めて実見して衝撃を受けた作品群です。そのときは縮小版で、全貌を見ることはできなかったのですが、今回はほぼ主要なモジュールが勢ぞろいということで、ため息をつくばかりでした。私の感想なぞしゃべってもしょうがないので、とりあえず画像をご覧くださいまし。
軽便電車がやりたくなるには十分な作品群です。ほかには、特に語ることはありません(笑)
企業ブースより、モデルワーゲンの新作ジオラマ。ネット上で製作記が公開されており、更新を楽しみにしていました。わかる人にはすぐにわかる、尾小屋鉄道尾小屋駅。バスも発着する砂利の表現が巧みですね。
こちらは個人出展の方の石灰軌道。道路だか線路なんだかわからないところを、小さなDLやSLが走り回っています。併用軌道は高知で乗りましたが、砂利というのがまたほんとイイですなあ。
静岡の大軽便、静岡鉄道駿遠線にこだわるクラブの作品です。実際の情景をモデルにするだけあって、まあ手間かかってます、という言葉が薄っぺらく感じられるくらいに手間かかってますよコレ。アップに耐えられるジオラマってなかなかないですから。刈り取られた稲わらと用水路の間を走り抜ける気動車と客車の編成、絵になります。
それぞれ別の方の作品ですが、軽便には色々な楽しみ方があるんだよという2作品。上のレイアウトは、なんとカバンに入って持ち運べてしまう、その名も「カバン線」。スペースがなくても軽便はできるのです。下はこんなガレージがほしいなという小さなレイアウト。超急曲線ですが、ホイールベースが短い軽便車両は難なく走ります。
毎度おなじみ木曽モジュールクラブより、去年も穴が開くほど見続けた大好きなセクション。鉄橋というのは川を渡るものという固定概念がありますが、道路もまたいでいるところが立体感があってとても好きなのです。築堤と、そこに無造作に生える木々の表現もメリハリがきいていてとてもいいですね。
英国発の1/76ナローを手がけるクラブのセクションですが、見せたいところ以外のところを潔く捨て去っているところがとてもいいですね。丸パクリしたい線路配置です。
最後に、圧巻だったOナローのクラブの4点のセクションのうち、ここでは2点を。古いTMSで87分署というグループ(珊瑚模型で自ら設計した機関車を発売し、のちに乗工社の母体となる)が、「黒子の思想」という情景を大胆にカットして連続性をあえて途切れさせる技法を発案しましたが、その思想の延長線上にある技法といえるでしょう。トンネルとトンネルの間に情景を詰め込み、見る方向すらも限定させるというのは、欧米では知られた技法ですが、わが国ではまだほとんど実践されていない技法のはずです。
新しい試みを採用したこともさることながら、4つのセクションの作者はその道を多少なりともかじったことのある人では知らない人はいないレイアウトビルダーであり、すごすぎて参考になるんだがならないんだか。まあしかし、実を言うと今製作中のレイアウトでやりたいことはまさにこういうことであり、勝手にですが背中を押された感じもします。見せ付けられたとも言いますが(^^;
来年も開催されるようですので、興味のある方は是非に。とても楽しいイベントですよ。あ、同行してくださった上様Rさんありがとでしたー!
あ
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茨城県古河市在住。「いばらぎ」ではなく「いばらき」です。
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