降り立った朝の八時はラッシュもラッシュですごい混雑。天下の大動脈梅田ですから、それは当たり前です。
切符に交換してもらった後は、東京でバスの中での夜食用に購入したおにぎりが余ったので、それをベンチで食べました。眠気を覚ますのと、ラッシュを避ける意味合いもこめてしばし休憩です。平日であったこの日、通勤ラッシュの中を走り回ったら迷惑ですからね(^^;
この時点で外の天気は小雨。朝というのもあってカメラを振り回せる天気ではありません。ひとまず移動することにして時間をつぶすことにします。
梅田から市営地下鉄御堂筋線で難波まで乗り、難波からは南海本線で住吉大社駅を目指しました。
京浜急行の800系と共に、大手私鉄では片扉の最後の砦である7000系。過剰なまでに載せたクーラーがイカします。(※別の日に撮ったものです)
予定が詰まっていたので本格的な撮影はしなかったのですが、それにしても南海には未だに片扉車がいるのですね。しかも普通になんばに乗り入れてくる。もう一度大阪に行く機会があれば、今度は南海も撮影対象に入れねばなりませんね。
住吉大社からすぐ隣の阪堺電鉄住吉電停まで歩きます。歩いても5分ほどの距離で、目的だった住吉電停のクロスポイントにて撮影を行います。二路線が交わりますので、撮影効率を考えてのチョイスです。
当初の予定では、まず着いたら大阪環状線の103系を狙う予定でした。しかし、外は雨が降っており一眼レフでの撮影は、この後の故障などのことを考えるとあまり推奨できません。というわけで、傘を差しながらコンデジで撮影を行うことにしました。コンデジ買っておいてよかった(^^;
着いてまず撮った一枚。傘を差しながらコンデジを構えていますが、これなら何とかなりそうです。
と思っていたら、第一目標だった車が来てしまいました。もっと苦戦すると思っていたのですが…。このモ160形、季節が冬だった(非冷房のため夏季は運用が減少します)こともあるでしょうが、昭和初期の車両がこうして日常的に使われているというのはすごいことですね。
それにしてもこの駅舎、年季が入っていますね…。結構貴重なものだったりするのではないでしょうか。
ここで、阪堺を撮っているうちに雨がポツポツになって来ました。これなら次の撮影ポイントまでには止みそうです。雨がこのまま降り続いたらどうしようかと頭をひねって考えていたので、これはなんとも嬉しい誤算です。
(※写真は天王寺駅前電停に到着後撮影したものです)
目的の車がすぐに来たこともあって30分ほどで切り上げ、折よく来たモ172の釣り掛けサウンドにしばしうっとり。住吉から天王寺駅前までのショートトリップです。唸りを上げるモーター音と、直接響く線路の継ぎ目を渡ったことによる振動がなんとも溜まりません。
天王寺駅に着くと、今度は阪和線に乗り換えます。この路線、戦前は私鉄であり、その当時のホームが今も使われていて印象的ですね。まあ環状線や大和路線とはホームが離れているので乗り換えには少し不便かもですけど(^^; しかし、東京駅とは比べ物にならないので許せます(笑)
阪和線の狙いは青い103系です。あまり関西の情報は仕入れていないのでどれくらいの103系が動いているか分からなかったのですが、何ということはなくすぐにきてくれました。ちなみに、撮影場所は南田辺駅です。
写真からも分かると思いますが、雨が上がっているとはいえギリギリの撮影条件です(^^;
高運車が来なかったのは少し残念でしたが、1時間半ほどの滞在でかなりの数の編成を撮ることができました。
それにしても、関西ではこんな4・6両の快速列車にまでクロスシート車を入れるなんて、東の人間からすれば考えられないことです。思いつく限りだと東武の6050系くらいでしょうかね。
(画像を整理していて気づいたことですが、LEDが全く切れていません。どれだけのスローシャッターだったかがこれで分かると思います(^^;)
ここでは381系のくろしお(私はしっかり撮りましたぜ! SEKKIさん!)と、
オーシャンアローを撮って撤退。オーシャンアローという名称も近いうちになくなるそうで、いい記録になったのでしょうかね。サイドのサインは見えていませんが(^^; まだ時間に余裕があったので兼ねてから気になっていた羽衣支線に乗るべく鳳を目指します。
ちなみに、SEKKIさんのレポの中でこのページの一番最後の写真に出てきた「麺屋」という立ち食いうどん屋、ちょうど私が前日に昼飯をここで食べていたことになります(^^; ちなみに食べたのはカレーでした(爆)
この羽衣支線、以前から路線図を見て気になっていたのです。何故こんなところに一駅だけの路線があるのかと不思議でならなかったのです。
結果、何のことは無いただの短路線でした(^^; どんな路線なのか分かったので由としましょう。一番大きく形の変わっている更新車だったのが少し残念でしたが。
南海経由でなんばまで戻り、今度は近鉄奈良線に乗り換えて鶴橋まで移動し、そこで撮影です。
それにしてもこの場所、複々線であるため車両がバンバン来ます。近鉄の鋼製普通列車は大別して↑の車両と、
↑の車両しかない(意訳すると、みんな同じ顔なので区別がつかない(^^;)ので、とりあえず適当に数を撮ったら撤収することにしていました。
いやー、本当に電車がよく来る場所です。例えば、
こんな感じで列車が発車していきます。いわば列車と列車の間に挟まって撮影をするわけで、かなりスリルがあるというか、怖いというか…(^^;
念のため言っておきますと、立ち入り禁止区域・黄色い線の外側での撮影は行っておりませんので念のため。また、鶴橋駅ホームの今里方は撮影場所が大変狭いですので、十分気をつけて撮影を行ってください。
他にも、
乗り入れてくる阪神の1000系や、
最古参の特急車12200系などもスナップでき、短いながらも充実した撮影となりました。
鶴橋からは再びJRに戻り、大阪環状線を撮るべき桜ノ宮を目指します。