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豚汁模型!

鉄道模型のごった煮をゆるくほそぼそ楽しむブログ

2024'12.02.Mon
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2019'12.17.Tue
お久しぶりです(やっぱりな挨拶)
 特にこれといって理由はありませんが、間が空いてしまいました。今回は山づくりです。このレイアウトにとって山は面積の半分ほどを占める構造物ですので、ずいぶん時間がかかってしまいました。

 以前にお見せしたこの状態では何のことやらですが、

 取り出したるはウッドランドのクランプフォーリッジ。山素材のド定番フォーリッジクラスターと比べて、よりスポンジの塊感が強い素材です。その分、よりモコモコした感じになります。何より、大容量のものが比較的容易に手に入るので、大量に山を作る際には重宝します。濃い緑と薄い緑の二色を用意しました。

 木工用ボンドで貼り付けていきます。単純作業なので面倒ですが、貼れば貼るほど山らしくなるので私はわりと好きな作業です。

 一通り貼りました。クランプフォーリッジは森林をデフォルメしている表現方法なので、肉眼ではっきりと幹や枝まで見える下のほうはフォーリッジを貼り付けていません。

 というわけで、山すその木々をクランプフォーリッジを使って作ります。とりあえず針葉樹です。広葉樹も作りますが、まだ製作中です。
 竹ひごをアクリル絵の具で茶色に塗ってフォーリッジを張り付けるお手軽仕様ですが、竹ひごのままだと幹がつるっとしすぎているので、モデリングペーストを塗り付けて凹凸つけてひと工夫しています。

  このあと山すその木々を表現するためにいろいろな素材を使いますが、その中でもこれはずいぶんと昔に手に入れたものです。ホビーセンターカトーで箱のエラーのために50円で売られていたものですが、確か旧社屋時代だったので、かれこれ10年ほど前ですかね?

 山すそにはまず下草として、100円ショップで売られている緑に着色されたコケを細かくしたものを撒き、↑のカラーパウダーとKATOのターフを上からかぶせます。固定は定番のボンド水溶液です。そのあと、色調を抑えるためにエナメル塗料をドライブラシするように置いておきます。
 これらを下草に、先ほど作った竹ひご製の針葉樹を差していきます。植樹された針葉樹はかなり整然と幹が並ぶので、規則性があっても気にしないでどんどん植えていきます。トンネルの上のスペースには小さめの広葉樹を植樹する予定です。
 広葉樹の製作を含め、山にはまだ手を加えなければなりません。その様子は次回か、そのまた次回に。今回はここまでです。

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2019'10.28.Mon
どうやって作るか先送りしていた川ですが、このあたりで作っておかなければ行程上まずいので、いろいろなところを参考にしながらとりあえず作ってみました。

 まずは敷地に塗料や顔料を乗せやすくするために下地処理をします。リキテックスのジェッソで下塗り。真っ白です。

 お次はアクリル絵の具で塗装します。ターナーのアクリルガッシュで塗りたいところですが、ド田舎のわが町にそんなものは売っているはずもなく、ぺんてるのものを調色しながら使っています。

 ジオラマの鉄則として想定される視線の手前から奥に向かって高低差をつけるのがダイナミックに見える秘訣だと様々なところで紹介されており、製作中のレイアウトでもそのようになっています。ただ、製作スペースが小さい関係で現実世界以上にその高低差がダイナミックにならざるを得なくなっていて、川の上流部から下流部の高さも相当なものになってしまっています。橋梁部分で橋から水面までの充分な高さを確保しなければならないという事情もあります。
 中流域という設定ですから、滝のように一気に水が落ちるのもおかしい話です。そこで、砂防ダム……のようなものを作りました。のようなもの、と但し書きをしたのは、この構造ではおそらく砂防ダムとして機能しないと考えられるためです。まあ、こういうのは伝わればいいのです。伝われば(強引
 ちなみに砂防ダムの水が流れ落ちている部分は、水が流れ落ちるために水深が深くなっているという設定で、周りよりも少し濃い目の青で塗っています。

 次は河原の石を置きます。模型用の石を三種類ほどを使い分けていて、モーリンのリアルサンド2種と、HO用のバラストを使いました。ほかにも100円ショップで買った観賞魚用の石も使いました(↑の写真ではまだ使っていません)。中流域という設定なので、いずれも少し大きめの石をセレクトしています。

 お次はいよいよ流れを表現します。使ったのはいずれもリキテックスの絵画用の下地剤です。
 まず最初に白波を表現します。波の起きそうなところ(石の影や水深の浅いところなど)にブレンデッドファイバーとモデリングペーストを4:1くらいで混ぜたものを、叩きつけるように置いていきます。
 白波が乾いたら水面を作ります。水面はモデリングペーストをそのまま塗り付けていますが、何層にも重ねることで若干の厚みを持たせています。

 水面が乾いたら、砂防ダムから流れ落ちる水を表現します。スーパーヘビージェルメディウムで、上から下に塗っていきます。流れ落ちる水しぶきの表現が今一つなので、先ほど紹介した白波を追加していく予定です。

 普通、ジオラマに川を作る場合は川がジオラマの外から流れてきて、ジオラマを通り、ジオラマの外に流れ出すという構造になるわけですが、それが不可能な場合、どうにかして川の起終点を隠してやる必要があるわけです。
 その代表的な妥結点が、湖や沼などの水のたまり場所を作ってやったり、暗渠を作って物理的に隠してしまったりするわけです。今回はそういったものはレイアウトの構造上採用できず、苦しい処理ですが、レイアウトにおける川の起点を森の暗がりで隠してしまうことにしました。砂防ダムも川の起点を隠すための仕掛けの一つです。自然の構造物としては不自然ですが、これ以上やりようもないかなということで、とりあえずいい案が浮かぶまではそのままです。

 上で少し出てきましたが、ようやっと緑にも着手を始めています。今回は川の製作がタイトルなので、緑化作業についてはまた次回です。それでは。


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2019'09.21.Sat
前回からさらに作りこんでいきます。
 レイアウトにおいて、階段のような細かく段差のあるものは工作するのがとても難しく、既製品を使う場面も多いのですが、ジオラマの製作・販売を行っているジオラマオンライン工房さんが公開している、発泡スチロールを使った技法が使えそうなので、階段を作ってみることにしました。

 まずは縦2mm×横1.5mmで工作用紙などの厚紙に方眼を作成し、間を今回使用する100円ショップのスチロール板の厚さにあわせて罫書きます。

そして、 この紙でスチロールを挟み込むようにできるように凹型に折ります。

 そして、熱線で発砲スチロールを切るスチロールカッターで、厚紙に沿うようにしてスチロール板を切ると、こんな感じに。
 跨線橋のような建物内の階段には使えませんが、坂道の途中の階段などには、かなり使えるのではないでしょうか。そんでもって、わがレイアウトにも設置。

 ちょっと見えづらいですが、いつも掲載しているのとは反対側のエリア(通称:裏側)のトンネル横に通路を作って階段で山に上がれるようにしました。こちら側にはストラクチャーがなく、線路の向こう側に山しかないという寂しいものだったので、奥行きを持たせるため、無理やりですが線路の向こう側に歩いてだけ渡れるように構造物を作ることにしました。
 階段は上記のスチロール製のものに、1mm厚の100均スチロール板で、階段の両側に補強をつけ、塗装はやはりテクスチャーペイントのライトグレーで行っています。
 そして、この階段を登ると何があるかというと、今こんなものを作っています。

 さんけいの小さな神社です。まだ半完成状態で、手直しとウェザリングが必要ですが、現状でもなかなかいい感じです。
 設定としては、鉄道ができる前から地域で守られてきた小さな神社の前を鉄道が通ることになり、トンネル建設でなくなってしまった参道を、階段で無理やり作った、というようなものです。
 この手の小さなお堂や神社は日本各地にありますが、このサイズの1/150ストラクチャーってこの製品くらいではないでしょうかね。

 ちなみに、お堂に至る階段の前の道はこんな感じです。線路手前のアプローチは、GM製の石垣と100均スチロールで作成。岩もテクスチャーペイントのグレー2色と、各種アクリル絵の具で塗ったお手軽仕様です。


 今までは裏側の紹介でしたが、今度はメインの表側の工作の紹介です。

 長らくぽっかり空いていた川部分ですが、線路と道路の二つの橋を作りました。鉄道橋は津川のガーター橋を2つそのまま使用しますが、そのうち1つは少し短く切っています。塗装はMrカラーのミディアムブルーです。

 まだ仮置きですが、こんな感じの橋になる予定です。狭小レイアウトのため、やはりガーター上のカーブに無理がありますね(^^;
 鉄橋部分の橋脚は、その造形にほれ込んで、TOMIXレールユーザーにも関わらずこのためだけに買ってしまった、KATOのカーブ鉄橋用のものから。予算的にたった1本のためにそこそこの出費をするのは勇気がいりましたが、よく目立つ大事なものなので奮発しました。
 この橋脚にはオプションとしてかさ上げ用の延長橋台もリリースされているのですが、とりあえずはスチロール製の簡易的なものでお茶を濁す予定です。川を作る時にもう一度これでいいか考えたいと思います。

 道路のほうは、これまた津川のガーター橋とプラ材を使ってそれっぽく見えるように加工。まだ手すりが付いていないので、どの素材を使うか検討中です。

 地方私鉄の田舎町の感じが、少しは出てきた感があり、どんどん進めていきたいと思います。
 次はバラストと川ですね。それではまた次回。

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2019'09.16.Mon
前回はおおまかに地形を作るところまでやったので、細部を詰めていきたいと思います。

 真っ白だったので、草をはやすときに下地が見えないよう、大まかに塗装。本来ならアクリル塗料を使いたいところですが、費用の節約のため100均ポスターカラーです。

 岩も製作。紙粘土に丸めたアルミホイルを押し当てて作るお手軽なやつです。塗装もしましたが撮るのを忘れた。

 さらに山のベースも製作していきます。つまようじに刺したスタイロフォーム片を山に刺して固定します。といっても、これではなんだかわかりませんね。

 そして、スタイロフォームを覆うようにして紙粘土を塗りたくります。
 自分でも実はよくわかっていないのですが、機芸出版系のSHIN企画から出ている『小型レイアウト4題』という本に載っている、「安くて手軽に山の樹木をそれっぽく見せる」技法です。おそらく↓みたいになるはずでずが、現時点では自分でも疑っていますw

 作者であるボシさんのレイアウト(上記の小型レイアウト4題に掲載されているレイアウトです)、イベントで展示されることも多いので、ご覧になった方も多いはず。
 ↑のすばらしいレイアウトを見る限りでは、何か間違っているのではと思うほど素晴らしい出来ですが、はたしてどうなるでしょうか。

 山以外にも、斜面を走るつづら折りの道路も作りました。なるべく立体的なレイアウトを目指すので、線路より上にもストラクチャーを置きたいということで考えた結果、ポツンと一軒家で取材されそうな土地ができました。
 なお、この斜面に限らず茶色のポスターカラーを塗ったところには、ターナーのグレインペイント(生産やめちゃったらしいですね)の黄土を水性アクリル薄め液でシャバシャバに溶いたものを流して、色味を落ち着かせています。
 畑の土はタミヤのテクスチャーペイントのダークアースです。テクスチャーペイントのシリーズは、土やコンクリのざらつきとマット感(艶消し)が手軽に出るので、多用しています。

 田んぼも作っていきます。田んぼには用水路が欠かせないので、L字のプラアングルを重ねてU字溝を作りました。
 さらに、たいていの田んぼは我々が歩く地面から一段下げたところに作られるので、スタイロフォームをくりぬいて、その部分をスチレンボードでかさ上げし、最後に地面から下がる土手を紙粘土で作りました。

 そしてやはり全体をテクスチャーペイントで塗装。問題は稲をどうするかですが、これは少し考えていることがあります。テストピースを作って試験中ですので、またの機会に。

 先ほどからちらちら見えていましたが、道路はポポンデッタの道路用グレーです。ここにアクリル絵の具のグレーをドライブラシしたり、仏壇の線香を入れる灰をすり込んだりしてウェザリングしています。
 右側の砂利道は、まずアクリル絵の具のグレーでスタイロフォームに直塗りし、その上から仏壇用の灰をすり込むようにして撒き、テクスチャーペイントやアクリル絵の具でニュアンスをつけています。おそらく轍になるように、車のタイヤの跡だけが砂利として露出し、それ以外のところには草が生えるようにするはずです。

同じく郵便局の前は砂利の駐車場の設定なので、砂利道と同じく灰を撒きます。道路ではないので、若干テクスチャーペイントのダークアースを濃い目に塗っています。

 商家の前は、土と砂がまざったような地面にしたかったので、最初にグレインペイントの黄土(原液)で下地を作り、その上にテクスチャーペイントのダークアースを、元の色を残しながら落としていきます。
 道路と土の境目がはっきりしすぎてしまっているので、そこは修正ポイントですね。

 現状としてはまだ進んだところはあるのですが、とりあえずここまでにします。次回に紹介しますが、運転するのに必要なものは作ってあるものも多いので、すでに運転して楽しむことができています。
 運転して遊んでいるときに動画を撮ったので、その時の模様で今回は〆とします。時間を忘れてぐるぐる回っているのを眺めていました(^^;


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2019'09.03.Tue
ずいぶん間があいちゃったのでどこからはじめたもんかと思いますが、とりあえず進んでいます。

山の形を発泡スチロールでおおまかに製作。このあたりはあとで色々な素材で覆ってしまうので適当です。

 同時に、あまった段ボールで崖の芯になる部分を製作。ここも覆われて緑化されるはずなので、形状は適当です。

 山は取り外しができるように、化粧板を兼ねた板材をこの段階で取り付けています。切込みが入れられているところを取り外すと、線路の整備や脱線の復旧ができるという寸法です。おそらくはそのうちに簡易的な取っ手が取り付けられるはず。

 開いている隙間は紙粘土で埋めますが、これもこの段階ではかなり適当です。あとで苦労しそうな予感もしますが、どんどん先に進むために気にしないことにします。

 紙粘土で隙間を埋める際、電信柱や架線柱など、運搬の際に障害になりそうなものは取り外せるよう、予定地にネオジム磁石を仕込んでおきました。釘で柱が立つようになる、はずです。

 架線柱はこんな感じ。セロテープでの仮止めですが、柱の根元に釘が見えると思います。

そして、定番のプラスタークロスで覆いました。ここまで来るとレイアウトを作っている感じになりますね。
 現状ではもう少し進んでいますが、今回はとりあえずここまでにします。それではまた次回に。

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茨城県古河市在住。「いばらぎ」ではなく「いばらき」です。
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