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豚汁模型!

鉄道模型のごった煮をゆるくほそぼそ楽しむブログ

2024'04.26.Fri
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2020'12.31.Thu
前回からのつづきです。
 眠気を抑えながら午前5時半に大阪駅に向かいます。

 乗車するのは5:55発の福知山線福知山行き。福知山までこれで行くのですが、そもそも福知山だったら京都に泊まって京都から山陰本線で向かえばよさそうな話です。しかし、どうしても大阪に泊まる必要がありました。なぜなら、この5:55発の福知山行きが京都か大阪から向かううえでいちばん早くに福知山に到着するからです。
(福知山に宿泊することも考えたんですが、新幹線往復+同じ宿に二泊のパックツアーで旅費を浮かせたため、福知山に二泊してしまうと二泊目の行程がきついため、ギリギリ旅程が上手くいく大阪泊となりました)
 で、当然ながら各駅停車でとんでもない時間をかけながら福知山に到着。そこから10分で乗り換えのバスに乗車します。コンビニに行く暇もありません。

 福知山からは丹海バスで天橋立行きに乗ります。このバスは日に3往復なのですが、この朝の便を逃すと昼過ぎまで無いため、どうしてもこのバスに間に合わせる必要がありました。
 目的地は公共交通に乏しいところにあるためレンタカーも考えたのですが、このバスがあったおかげで余計な出費をせずに助かりました。バス様様です。
 そして、福知山から天橋立方面ということで、ピンときそうな方もいらっしゃると思いますが、赴いたのはこちらです。

 現時点では閉園している加悦SL広場、この時点ではなんとかギリギリ間に合ったというタイミングでした。
 ここにしかない貴重な車両たちが保存されている場所として、行かなければいけない場所筆頭ではあったのですが、公共交通希薄地帯にあるためになかなか足が向きませんでした。そこにきて突然の閉園の報せが届き、あわてて今回の旅を企画したというわけです。というわけで、メインイベントのはじまりです。

 旧加悦駅舎である資料館を抜けるとすぐにこの光景です。目の前には夢にまで見た光景が広がっています。
 ここにある車両はどれも貴重なものばかりですが、すべて紹介していると大変ですので、ここにしかないものを中心にご紹介します。

 重文にもなった2号機関車。国内で残っているものとしては3番目に古いものと言えるでしょう。シンプルなフォルムが黎明期の機関車であることを伝えます。

 反対側の写真は逆光で使い物にならないので、こちら側から。1261号機は簸上(ひかみ)鉄道(木次線の前身)からの譲渡車で、2号機も同じく簸上鉄道からやってきました。昭和初期の日車の小型機関車で、同型車や準同型車もそこそこの数が存在したよう。

 4号機は河東鉄道(長野電鉄の前身)からやってきた車両で、川崎造船製。空気制動の装置が物々しい機関車で、昔から好きな機関車のひとつでした。

 我が国に本当に唯一残った、ヨーロッパ式の多扉客車、ハ4995号。復元客車は何両かあるものの、イギリス式ではじまった鉄道黎明期の姿をそのままに伝える車両はここだけのものです。その実態は、車体が長く倉庫として使われていたものを復元したもので、倉庫になっていた車体部分と、廃車になった同型の単車の台車部分を組み合わせたもので、本当のオリジナルと言うわけではないようです。しかし上回りはまさしく本物で、これだけでも見る価値のあるものです。

 この客車、なんと中に入れます。屋根アーチの木工の美しさと言ったらありません。

 デッキ付き、そして荷室付きという可愛らしい客車、ハブ3です。この客車もファンの多い1両です。
 九州鉄道出自とかいろいろと説はあったようですが、最近では明治23年に讃岐鉄道が発注したドイツはヴァンデルチーベン製のものが流れに流れて加悦にやってきた、というのが真相のようです。

 大勢力を誇ったホハ22000の一党が1両も保存されなかった今となっては、ナロー以外では国内唯一の木造「ボギー」客車、ハ10です。これでも加悦鉄道では大型の客車でした。
 なお、これ以外にも2両、木造客車がいるはずですが、この日は見当たらず。作業所内も見たんですが、それらしい客車はおらず、どこかに搬出されたか、もしくは作業庫内にいたのでしょうか。いずれも与謝野町の指定文化財ですので、解体されたということは無いはずですが。。。
 いずれにせよ、再公開の暁にはもう一度加悦の地へ赴かなければならないでしょう。

 バケット付きの古めかしいスタイルは、キハ101です。現存唯一の片ボギー車(技術的な問題でボギー台車を駆動させず、単軸台車にエンジンから力を加えるプロペラシャフトを繋いだ車両)ということで、我が国の気動車史を語る上で必ず出てくる車両です。

 キハユニ51は、芸備線の前身にあたる芸備鉄道を買収した際に一緒に買収された買収気動車です。芸備鉄道とおとなりの中国鉄道は優秀車を多数抱えていたこともあり、全国に散らばって活躍しましたが、現存はこの1両。黎明期のディーゼルカーとして貴重な1両です。

 キハ08は客車を改造することにより制作費の低減を狙った気動車として作られましたが、あまり効果がなく終わりました。製作数が少ないこともあり、当然現存はこの1両のみです。

 森製作所というメーカーが戦前に存在しました。古くなった蒸気機関車の台枠を再利用してディーゼル機関車を作るという変わったメーカーで、趣味者のあいだでは知られた存在でしたが、その森製作所製造の機関車も現存はこの1両、DB201のみです。ちなみにこのDB201は下回りも完全新造で作られたよう。

 ワフ3、これも貴重な木造ワフです。名鉄の保存車なきあとは、ナロー以外の木造ワフだと栗原のものと本車のみのはずです。

 加悦鉄道で活躍した車両以外の車両も置いてありますが、その中でもこのヨ2047は現存唯一のヨ2000としてとても貴重です。貨車は代替速度が速く、戦前製のヨ2000は国鉄の車掌車廃止まで残ったものはほんのわずかのはずです。

 とまあこんなところで、これ以外においてある車両も含めて、どれも貴重な車両ばかりです。できれば全車救ってあげてほしいものですが、何とかならないものでしょうか。寄付先とかあればいいと思いますけどもね。



 加悦SL広場の見学後は、再びバスに乗り込みますが、今度は直接福知山に抜けるのではなく日本海側に抜けます(福知山直通便は、いい時間帯のバスがなかったのです)。そして京都丹後鉄道を乗り継いで福知山に戻ります。
 この時点で日没は間近、しかも福知山線の接続が上手くいかずに待ちぼうけ。というわけでそのまま福知山線で大阪に帰ったところで2日目は終了です。

つづく

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2020'12.30.Wed
今年ももう終わり、というか来年が始まりそうなので、ここいらで面倒でまとめていなかった旅の日記でもつけておこうと思います。これ以上ほっぽらかしておくと忘れそうですし。
 というわけではじめますが、今年の3月とかいう、もうすぐ1年になろうかという旅ですので、現時点で忘れていることも多いため、ダイジェスト的に行きます。

 まず降り立ったのは京都駅。関西を旅するのは2年ぶりのことです。2年前の関西旅もブログにしてない気がする(駄目


 いろいろ使って叡山電鉄の出町柳へ。京都駅から行こうとすると乗り換え乗り換えでめんどくさいですね。小さいながらも立派な頭端ホームを持つ素敵な駅です。
 叡山電車の電車、好きなんですよね。小さくて模型的で。

 きらら、KATOの模型を何度買おうとしたか。。。鉄コレも買いそうになりましたが、高いんですもの。。。
 それはともかくとして、車庫のある修学院で下車。

 あいにくの小雨で傘を差しながら車庫を探索。少なくなった電動貨車も在籍しています。コンパクトにまとまっていて楽しい車庫です。
 ちなみに修学院は数多くのアニメの聖地になっているようですが、聖地巡礼にはあんまり興味ないのでスルー。一応「ここかー」なんて見てきましたが。

 昼食は天下一品。チェーン店の写真をわざわざ上げたかと言うと、ここが天下一品の総本店なんですってね。まあアニメではないですが聖地巡礼と言うやつです。味は一緒ですけど。

 まずは都合よくやってきた電車で鞍馬へ。寺社建築風の重厚な駅です。がらんとしていますが、紅葉や盆暮れにはたくさんの人でにぎわうことでしょう。天狗の装飾も独特です。

 手軽に沿線風景を、ということで貴船口で下車。駅のすぐ脇が鉄橋なので、撮影しやすい駅です。デオ800と言いましたか、この電車もきららの陰に隠れがちですが、小さくまとまったデザインで好きな電車です。


 支線的な扱いの八瀬比叡山口駅にも赴きます。今や少なくなったホーム部分に屋根のかけられた駅で、とても好きな駅の一つです。くし形のホームであるところもいいですね。

 大阪駅の近くに宿を取っていますので京阪に乗りますが、その前に時間があるので車庫を二つ訪問。上は石山坂本線の錦織車庫。下は京津線の四宮車庫です。
 四宮車庫、昔は検査機能も持った立派な車庫があったのですが、京津線が地下鉄に乗り入れた関係で、今では留置線のみになっていて寂しい限りです。



 せっかく石山坂本線まで来たので、浜大津の豪快な風景も見てきました。路面区間を4両編成が車体をくねらせながら行く姿は迫力のあるものでした。この旧塗装、このあとすぐに塗り替えられたんですってね。貴重な記録になりました。

 四宮駅からほど近い湖西線の超有名ポイントにもついでに来訪。113系が来ないかなと待っては見ましたが一向に来ず、ここで日没タイムアップ。おとなしく大阪に向かうことにしました。
 そのあとは模型屋にいったりしてすごした後、二日目となりました。今回のメインは二日目で、相当な早起きが必要です。いつもなら場末の居酒屋で飲んだくれているところですが、今回は少し早めに就寝しました。

つづく

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2020'10.20.Tue
お久しぶりでございます。といっても、特に理由はないのですが。
 書こう書こうと思っていた記事なのですが、延び延びになってしまっていました。

 唐突ではありますが、「推せるレイアウト建設」と題して製作していたレイアウトを、TMSレイアウトコンペ(以下レイコン)に出品したところ、努力賞を受賞することができました。ありがとうございます。

 
(↑盾をいただきましたが、噂通り天賞堂製なんですね。しかも包み紙にも書いてあるw)
 さて、今回はじめてレイコンに出したわけですが、TMSの編集を行っている機芸出版社はたいそうアナログな会社で、昨今では当たり前になったオンライン投稿なぞには全く迎合しない、ある意味では古風な会社なのです。
 というわけで、戸惑いつつ投稿したという経緯もありますので、ここいらでレイコンの応募の仕方なぞをまとめてみようと思います。そこまで難しくはないので、漠然と憧れがあった人が、レイコン応募をモチベーションにレイアウト作りを始めてもらえたらなー、なんて思っています。

①まずやること→データシートをTMS編集部から取り寄せます
 鉄道模型趣味の毎年4月号(5月号?)に応募要項が掲載されます。そこに応募の詳細と、データシートなるものを取り寄せるためのあて先が載っているので、ハガキでデータシート一式の送付を希望する旨を書いてTMS編集部に送ります。そうすると、↓のような封書が届きます。

 右の書面が詳しい要項、左の青字で書かれた紙がデータシートです。ここに必要事項を書いていきます。データシートの一番上に書かれている部門とは、A部門が周回、またはそれに近い機能を持つ、いわゆるレイアウトを、B部門はジオラマやセクション、モジュールなど、単体では車両を走行させる機能を持たないものを言います。ちなみに私が受賞したのはA部門です。
 鉄道名も記入する欄があります。特に名前を決めていなかったので、その場で「老軽鉄道」というふざけたネーミングにしましたw 要項に「あまりにふざけたものは不可」とありましたが、この程度は大丈夫なようです。
 あとは特に気を付けるべきところもないですが、本名と職業を書くとそのまま紙面に乗りますw ペンネームでもいいかどうかは、よくわかりません(ペンネームでもいいと噂では聞いたので、どうしてもペンネームで、という人は両方記しておくといいのではないでしょうか。

②編集部に送付するもの→データシート・プラン図・写真・簡単な説明文
 データシートに関しては言及しました。写真と説明文については後述します。ここではプラン図について。
 プラン図とは、1/10や1/20で書かれた線路配置図のことで、1mm方眼紙を使うように指定されています。コレ、結構売っている場所がないので困りましたw
 特に面倒だったのがカーブ半径の記入で、市販のレールを使った単純なエンドレスの場合や、きっちりカーブの角度を測って作られたレイアウトの場合はいいですが、私のレイアウトはとりあえずエンドレスになればいいやとばかりにその場の思い付きでトミックスレールをつないだので困りました。
 苦肉の策として私がとった方法は、つないだトミックスレールの両端がレイアウトのx軸方向・y軸方向のどの位置にあるのかのデータをひとつひとつ取り、x軸とy軸を直線でつなぎ、どこがトミックスレールのC-〇〇〇-〇〇なのかをすべて書き込むという手法を取りました。
 実際はカーブレールなのに図上では直線であり、これで大丈夫なのかと応募時には不安になりましたが、努力賞を受賞したということは大丈夫だったということでしょう。

③説明文を書く
 TMS編集部から送られてきたものの中に、400字詰め原稿用紙が2枚同封されていました。ということは、800字程度で説明文を書いて来いというものだと私は解釈しました(それより長くても短くてよいかはわかりません。
 手書きでももちろん良いですが、パソコンで書き出し、プリントアウトしたものを同封する形でも大丈夫です。その際は、後述する写真を収めた記録用メディアに.txt(テキスト形式)と.doc(ワード形式)のファイル両方を添付することが求められます。txtはともかく、docファイルを作れない人もいらっしゃるかと思いますが、ネット上にはtxtファイルをdocファイルに変換してくれるサービスがあるので、心配することはありません。
 ちなみにどんな文章を書いたかというと、このブログに書いたことを800字程度にまとめただけですw

④写真を撮る
 写真についても今どきアナログな方法を取っていて、プリントとCD-ROMなどの記録用メディアに収めたものを送付することになっています。プリントについては後述します。記録用メディアについてはCDのほかUSBメモリやSDカードなどでもいいようですが、返送してもらえないので、送っても惜しくないCDで送るのが無難でしょう。保存形式は.jpgです。.rawも送ってよいようですが、jpgも同封することが求められています。
 写真についてはいまさら語ることもないと思いますし、TMS2020年4月号に模型写真の上手な撮り方について詳述されていますので、それを参考にするのがいいと思います。

(↑TMS No.939、これ、レイアウトコンテストにこれから出そうと思っている人は必携の書だと思います)
 少しだけ記述しておくと、光はカメラ内蔵のフラッシュでなく、太陽光かもしくは複数方向からライティングをすること。カメラ設定のF値(絞り)を大きくし、被写界深度を大きくとること。絞りを大きくしたので露光時間を多くとる必要があるため、三脚を使い、ボタン、もしくはタイマーを使って撮影する(シャッターボタンを手で押すとブレるため)こと。被写界深度を合成できるカメラを使うと便利なこと。などが挙げられます(カメラ用語について分からない人は、詳しく書くと長くなるんでググってください。すみません。
 ほかに気を付けるべきことは、線路が写っている写真には車両を入れること、同じ車両を同じ位置に置かないこと(これはあまり重要ではない気がします)、カメラを斜めにせず、水平にして撮影することが求められています。

 応募に際して必要な写真は、アップで寄った写真の他、プラン図と同じようにレイアウト(ジオラマ)の真上から撮った写真と、異なる二方向から撮った写真を送らなければいけません。

(↑真上から撮った写真と、異なる2方向から撮った写真)
 また、構図は上からや水平方向からだけでは飽きが来るので、何か台に乗せて下から撮ってみるのも面白いかもしれません。
 
(↑下から撮影した例)
 撮影した写真は記録用メディアに収めるのと同時に、プリントをする必要があります。大手カメラショップではプリントサービスを行っているので、そこでプリントしてもらうのが無難だと思います。コンビニでもプリントできますが、画質は若干落ちますね。プリントした写真にはファイル名と簡単なキャプションを裏に書き込んでおく必要があります。言うまでもないことですが、写真は加工をしてはいけません。

⑤送付!
 必要なものをすべてを入れてTMS編集部に送ったら、あとはできることはありません。ポストの前で拝んだら、忘れてしまいましょう(無理か!
 ちなみに、2020年は4月に締め切りで発表は9月でした。


 というわけで長々と書いてきましたが、思ったよりも簡単でした。みなさんもぜひレイアウトを作って参加しましょう! 車両作品よりも受賞のハードルは低いと思いますよ!
 ところで、このレイアウトの目標は「TMSに載る!」でした。その目標は今のところ達成してはいませんが、果たしてどうなるでしょうか?(どうなるもこうなるも、まだ話は来ていない(^^;
 それではまた~。

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2020'05.22.Fri
引き続き仕上げていきます、とはいいつつ、「レイアウトに終わりなし」の格言の通り、すべて終わりはないのですが。

神社の参道の入り口にプラ棒で鳥居を立てました。ここから線路沿いに歩いて階段を上がると小さな神社があります。
道路にも白線を引きました。タムタムオリジナルのテープですが、剥がれやすいので上から艶消しクリアーを吹いて固定しました。テープのほうが手軽ですが、耐久性を考えると塗装したほうがベターかもしれません。

 小さな踏切も設置しました。併用軌道みたいになっているところで踏切もなにもあったもんじゃないと思いますが、ここは立派な参道なので、一応道を示しました。

 踏切を渡って階段を登ると神社に行きつきます。さんけいのキットにタミヤのウェザリングマスターできつい汚しを加えています。


 看板類もつけました。ネットのホーロー看板の画像や自作の「けた下高さ」の画像を作成しました。が、自宅のプリンターが文字が印字できればOKという超安物であるため、無地のはがきの大きさの厚紙を用意して、そこにコンビニプリントしたものを切り抜いて貼り付けています。耐久性を心配しましたが、今のところ艶消しクリアーを吹いても平気です。

 鉄橋から目線を引くとこんな感じ。平屋の民家の前の花壇は、プラの破片に草を貼り付け、その上にプラ板をドリルで穴をあけた際に出るカスに色を付けて表現しています。
 お気づきかとは思いますが、人形も少し配置しています。山間の県道沿いの集落なので、あくまで少人数にとどめています。

 電柱も立てました。GMの電柱に塗装とウェザリングを施しただけです。
 また、ガードレールもKATOのジオタウンのものを取り付けています。今までは車が踏み外したら谷底へ真っ逆さまでしたので、安全性が確保されました(笑)

 橋の中央には、作業員避難用の踏板も設置しました。実はこの形状だとすぐに抜けてしまうのは内緒です(^^;









 とりあえず、第一期工事はここでおわりです。読んでいただいた方々、ありがとうございました。コメントを数多くいただいたまさるさんには特段の御礼を申し上げます。
 レイアウトを作り始めた初回にも言及しましたが、今までレイアウトと言えば作っては壊しの繰り返しだった私が、ここまで完成した状態のレイアウトに仕上げられたのは、自分でも驚きの一言です。やはり最初からコンセプトをしっかりと持ち、自分の知識量と力量にあわせたプランニングをすることが大事なのかもしれませんね。
 まだまだやりたいことがありますので、今後も少しずついじっていきたいと思っています。

 というわけで・・・

 無謀にも応募してみました! 結果は8月頃だそうです。参加賞かな。。。

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2020'03.30.Mon
今まで作ってきたレイアウトの中で、シーナリーをつけて走らせられるところまで来たレイアウトはここまでなかったわけですが、小さいサイズで、コンセプトをしっかり持って臨んだおかげか、ようやく「レイアウトを作りましたた」と言えるまでになったと思います。
 というわけでここからは表題の通り「ラストスパート」です。

 針葉樹は以前に作ったので、広葉樹を作りました。このあたりの素材は最近KATOから相次いで出たので助かりました。
 まずプラ製の広葉樹の幹に、天然素材樹木なる素材を小さくちぎって、プラ幹の枝の先端に瞬着でつけていきます。この天然素材樹木、おそらくジオラマの世界では有名なオランダフラワーという素材で、なかなか取り扱っている店がなく困っていましたが、助かりました。
 瞬着で固定できたら、ターフ系の素材を枝にまとわりつかせていきます。葉の素材は秋らしくいろいろな色にしたいので、↑のように各種用意しました。

 紅葉系の色としては↑の「日本の紅葉」シリーズをの細かい粒のもの調達。それぞれ、からちゃ・深緋・金糸雀です。緑はターフの緑褐色を使用しています。
 撒くだけで秋らしい情景になるので、いい素材だと思います。特に「からちゃ」の使い勝手がいいです。茶に染まった葉から、枯れかけの葉まで、使いどころは様々だと思います。

 目立つところに植えていきます。

 特にクランプフォーリッジを使った簡易表現の山の手前に、立体感を出すために多く植樹しています。
 トンネルの上の落石防護柵は、すっかり忘れていたので慌てて取り付けましたw 上はプラ棒とTOMIXのワイドレール用の柵から作った自作品。下はGMのものをそのままつけています。

 あわせて、クランプフォーリッジで簡易表現した山にも、KATOの紅葉素材をふりかけています。近くで見ると何ともですが、遠くから見ると、まばらに色づく秋の山っぽくて気に入っています。紅葉の表現で一面赤や黄色にしている作例を見ますが、実はそういう山は観光用に整備されたほんの一握りで、実物では針葉樹や常緑広葉樹の中にまばらに色づいているものなのです。

 山関連で言うと、コンクリート壁にコケを生やしました。といっても、エナメル塗料のオリーブグリーンとフラットブラウンをドライブラシの要領でこすりつけるように塗っただけのお手軽表現です。

 畑にも緑を入れました。段ボール製の畝の間隔が狭いので、どうしようか悩みましたが、まずは原液のボンドを出して均一にならし、KATOのグリーンミックスを撒いたら、固まりかけくらいのところで畝の盛り上がっていないところを爪楊枝でひっかいて除去しました。
 あんまり納得はしていないのですが、まあこれでいいかといった具合です。ボンドじゃなくて、マットメディウムで固定すればよかったですかね。

 家は、↑のようにプラ棒で枠を作っておきました。これは、建物を取り外し可能にするために、位置を決めるためのものです。草をどこに撒くかの目安ということもありますが、ゆくゆくは照明を入れるためということもあります。
 同時に、庭の部分にはKATOのグリーンミックスを撒き、生垣としてKATOのフォーリッジを長方形に切って生垣「風」にしています。ここも色々考えたのですが、簡易表現にとどめました。完成しないのでw

 同じくIORI工房の文化住宅も生垣を作りました。色が違うのは特に意味はないです。

 今回ぜひやりたかったこととして、架線を取り外して非電化でも楽しめるようにするというものがありました。そのための準備として、架線を取り付ける予定のところには磁石を仕込んでおいたのですが、肝心の架線柱側の機構をどうするかについては棚上げしていました。
 とりあえず、ナットを入れて固定はタミヤのプラパテで塗装兼用とし、コンクリートで固定用の足があるようにすることにしました。あんまり目立つんでどうかなと思いましたが、他に思いつかないのでとりあえずはそのままです。架線柱はTOMYTECのローカル用です。

 設置した感じはこの通り。目立ちますが、まあコンクリートで留めているというように見えなくもない、といったところでしょうか。
 過去記事を見ていて気が付いたんですが、バラストに一度も言及してないらしいですね。バラストはKATOの明灰色の細目を使い、塗装はエナメルのフラットブラックとフラットブラウンを混ぜたものを、薄め液でシャバシャバに溶いて染めています。常道としてはエアブラシを使うのですが、出すのが面倒だったw

 完成まであと1割というところでしょうか。せっかくなのでTMSのレイアウトコンペにも出したいので、それまでには、というところでしょう。あとは、他の方にどこかでお披露目もしたいですね。こんな状況では・・・ですが


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茨城県古河市在住。「いばらぎ」ではなく「いばらき」です。
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